【考察色々】資産を増やそう【投資/金融商品】

 【考察色々】のジャンルについて、最初に「経済について考察していきます」って発言しました。

 しかし、最近は「政治の話」とか「AIの話」とか、実際には「そういうのが経済の話なんだよ」ってことではあるのですが、興味がない人にはあんまり興味が湧かない話を続けてしまっていたのかもしれない。

 ブログの更新自体が趣味なのでこれで良いかもしれないのですが、ゲーム攻略記事で反響が大きかったので、やはり「皆が興味を持てる」話を発信することも大事だなと思った感。

 

 はい。
 というわけで前置きが長くなったのですが、今回は「資産を増やそう」って話を語ってみましょう。

 ※注意(ほんとに注意)
 この記事では「投資」や「金融商品(株式や債券など)」について、筆者の個人的視点を組み入れながら考察を上げています。
 ですが「金融商品の購入」は、全て【自己責任】でお願いします
 「買ったから/売ったから損をした」系統の批判は一切受け付けられませんので、その点はご了承ください。

 

 

簡易版記事

 投資ってのは「元金を失うリスクってのを常に追う」性質を持ってる。
 ※ただし「ギャンブル」ではない。

 債券という金融商品には「元本保証」という強烈なバッファーがある。

 現在の株高の状況で「年利3%」を確実に狙える株式ってのは意外と少ない。

 インフレ連動債って物はあるのだが、日本の発行するインフレ連動債は文句しかないレベルで貧弱。
 また若干仕様がややこしいので、ブラックロックという会社が提供する「TIPS」ってETFがお勧め。

 今回の記事を一言で纏めるなら「金は返してくれそうなやつに貸せ」って話。

 

 大体こんな感じの記事です。

 

 

超初心者向け:投資を行うために読んでおいてほしい蘊蓄(うんちく)

 この項目を一言で纏めるなら、「投資でリスクはなくなりません」というお話です。

 

 一節では最も古い投資というは、「荷物を積んだ船を、出向させる」ために存在したそうである。

 今更語ることでもないのだが、大昔は「船を出す」というのは命がけだった。
 海の様子どころか、地球の形だってわかっていないし、無法者から国家単位まで、大小さまざまな海賊行為も横行していた。
 そんな時代の話である。

 そしてそのような時代背景の中で、「遠く離れたあの場所に果物を売りに行けば儲かる」というリターン(結論)が分かっていても、「売りに行って、無事に帰ってこれるか分からない」というリスク(仮定)を常に計算に入れる必要があった。

 金も人も物資も持っている大きな商会(あるいは国)であれば、細かい話は考慮しなくても良いかもしれない。
 だが一攫千金を狙う小さな商会(あるいは個人)であれば、細かい話を考慮する必要があった。

 そしてそうなった時に、足りないのはやはり「金」である。
 人を雇うにも金がいる。
 物を買うにも金がいる。
 船を出すにも金がいる。
 金金金金、全部それだ。

 そして「金が足りない」のだが、「金があれば10倍に出来る」と考える人間は居た訳だ。
 そこで、彼はこう言った(のだろうと思う)

「俺に1万円を貸してくれる人は居ないか!? 俺が生きて戻ったら、10倍にして返すから!」

 そして、街頭で「生きて帰れる理由」や「儲かる原理」についての演説を始める訳である。
 勿論それは彼らが考え理由や理屈。
 それを聞いて納得してお金を貸している人もいれば、話だけ聞いてその場を立ち去ってしまう人もいる。

 まあ、ここだけ切り取れば冒険物語の冒頭に出てきそうな話で終わりである。
 だが、これは投資の話である。
 つまり、お金を貸す事ができる「あなた」は、この話を聞いてどう思ったかが重要だと思う。

 

・「10倍になるのか。なら全財産を預けてみるか!」
 →フィクションとしてなら正しいが、リアルとして考えるならこれは「ギャンブル」である。

・「話している内容は分からないが、あいつの言ってる事なら信用できるかも…」
 →人間の善性としては正しいが、これは「失敗による持ち逃げ(相手からの悪意の有無は関係ない)」が考慮されていない。一言で言えば、この結論では「良い人」過ぎる。

・「頑張ってるな。とりあえず1万円ぐらいカンパしてみるか」
 →1万円なら、無くなっても困らない。10万円になって返ってくるなら「あなた」は嬉しい。なんか頑張って儲けるつもりであるらしい、彼らも生きて戻れるから嬉しい。「win-win」というやつである。

 

 この話を読んでもらえれば何となく理解してもらえると思うのですが、これが「投資」の正体です。

 「誰かが語る儲け話」は、「収益性がある事業」に。
 「儲け話に、どの程度の比重で乗っかるのか」は、「幾ら預けるのか」に。

 本当に、実はこれだけの話です。 

 ここまでは良いでしょうか?

 

 

 読んでくれた、続きを読む意思があると判断して、以下に改めて纏めておきます。

 投資とは本質的に、投資対象が【貸したお金が返ってこないかもしれない】というリスクを負う代わりに、【リターンの一部を得る行為】のことである。
 つまり、【リスクのない投資】といものは、本質的には存在しない、ということになる。

 

 

初心者向け:資金を10倍にしたいって話

 これについては、一言で纏めてしまうと「好きにしろ」としかアドバイスがベストになります。

 突き放しているから、こういう言葉が出る訳ではありません。
 本当に言葉のままの意味です。

 最初のウンチクで話をした「10倍にして返すから、金を貸してくれ」と演説をしていた男の話がそのまま適用できます。

 本当にこれが全てです。
 10倍になると信じていない人からは、たぶん「詐欺に決まってる」とか「そんなうまい話がある訳がない」とか「すぐに結果が出る訳じゃない」とか、多分色々と言われると思います。

 正しく聞こえるかもしれないし、間違っているかもしれません。
 ですがまあ「常人では信じられないようなことになるから、10倍になる」と思えばよいです。

 ほんの2か月前の記事を執筆した頃は、日経平均は7万円でした。
 キオクシアって株が「トヨタ自動車級の水準になると市場は見込んでいる」って話もしました。

 

 市場が「トヨタ水準の会社ができたぞ!」
 と、お祭り騒ぎだったのが6/22ぐらい。

 このように、株価の終値は10.87万円(ザックリ11万円)でした。

 

 2か月後の現在、終値は4.79万円(ザックリ5万円)でした。
 なんでトヨタ水準だと見込んでいたの筈の企業の株価が、2か月で半分になるのでしょうか?

 不思議ですねぇ、って話です。

 なら投資失敗なのか、と言われると「成功してます」と返答する事になります。

 この画像を見てもらえれば分かるのですが、2025年8/25には、キオクシアの株価は0.25万円(ざっくり2500円)だったのです。
 つまり「1年前に買っておけば、現在の値段ですら20倍になってる」ってのは揺るがないです。

 

 というわけで、この項目を纏めます。
 「1年前から見て、最高値が40倍になった成長銘柄が、今は20倍程度まで下がっている」として見るなら、買ってみるしかないでしょう。
 5万円まで下がった株価が、再び10万円まで上がるだけで、かけた金額は2倍になります。

 仮にキオクシアを5000万円分購入すれば、1億円になります。

 夢がありますね。
 AIが成長していくのなら、無茶なシナリオでもない筈です。
 なんなら、分が良い賭けにすら聞こえます。
 それこそ、「乗らないのは軟弱者」であるようにすら聞こえます。

 さて、どう聞こえましたでしょうか。

 こういうのを見てアドバイスをするから、【10倍銘柄】についてフラットに答えるなら「好きにしろ」になる訳です。倍になるかもしれないですが、半分になるかもしれないってだけの話なので。

 個人的にはこういう銘柄を買うのは好きではないのですが、まあキオクシアに限った話ではなく「AI関連で値上がりすると言われている銘柄」自体が、大なり小なりこういう傾向の値動きをしている最中である、ってイメージで受け取ってください。

 そもそも論を持ち出すなら。
 仮に筆者が一年前に。

 「キオクシアは10万円(40倍)になるから、今のうちに銀行に駆け込んで借金して250万円分だけでも買っておけば良い。それなら、1年後には1億円だ」

 という話を、難しい理屈と共に公開したとしても。
 その話を誰が信じてくれるんだ、って話です。

 たぶん、大多数は「詐欺師かこいつ?」と感じると思います。
 まったくもって、その感性が正しいのです。

 人が信じられないことを信じるからこそ、10倍ってリターンが見えてくる訳です。
 だからこそ、「10倍になる銘柄を人に聞く」という行為そのものが、本質的には間違ってます。

 みんなが10倍になると思うなら、間違いなくそのは「もっと低いリターン」でお金を集める事ができるからです。

 

 

金融商品に興味が出たなって人向け:債券という金融商品

 キオクシアの話をしていると、間違った認識が広がりそうで怖い。
 分かった、つまり「株はギャンブルってことだな」と理解してしまう人が居るかもしれないって話です。

 いえいえ、そんなことはありませんよ(胡散臭いセールストーク)
 実は世の中には「債券」という、なんと「満期まで保有しておけば、額面で償還される(とても重要)」で、年利も得られる、まさに妄想が具現化したような夢のような商品があるのです。

 ただし、話がうさん臭くなる前に言っておきますが、これも万能ではありません
 一見すれば「元金保証」には見えるのですが、キチンと「リスク」は存在することを最初にお伝えしておきます。

 

 というわけで、債券の基本。
 「国債」とか「社債」なんてのが有名です。

 これは名前の通りで、「国債」なら国が発行してる。
 例えば日本が発行していれば「日本国債」って感じの名前になります。

 「社債」なら、企業が発行してる。
 例えばトヨタ自動車が発行していれば「トヨタ社債」って感じの名前になります。

 2年物なら、2年後まで持てば元金を返して貰えますよ、って債券。
 5年物なら5年後で、10年物なら10年後に元金を返して貰えます。

 で、○年後に返ってくる元金とは別に、元金の○%を「金利」って形で受け取れるんですね。
 2年物なら2年間。
 5年物なら5年で、10年物なら10年間って感じです

 はい。
 要するに債券って、殆ど「解約したら損をする預金」みたいなものなのです。
 実際、銀行に「5年定期」って形で預けた預金ってのは、大体の場合は銀行がそのまま「国債」の購入に充てているって感じな訳です。

 財務省が発行してますね。
 ホームページのキャッチコピーが「国が発行、元本割れ無しの安心を」というのはどうかと思う。
 新手の詐欺か?

 

 まあ、この国債ってのは毎月発行されておりまして。
 「個人向け国債」って名前のものも販売されております。

 固定金利型5年ってのは、「5年間金利が変わらない」って意味です。
 上がっても下がっても「毎年2.06%」の金利を貰えるので、みなさんの使ってる定期預金よりは高金利だと思います(※税金で、ここから幾らか引かれた額を受け取ります)

 5年間2%ぐらいの金利が貰えるので、要するに「5年間で10%増える(※税引き未計算)」金融商品って意味です。

 100万円分を買えば、5年後に110万円になります。
 1000万円分を買えば、5年後には1100万円に。
 1億円分を買えば、5年後には1億10000万円に。

 こんな感じになります。
 株と違って「元本割れしない」ってのはかなりメリットですよね。
 どれだけ胡散臭い顔をした筆者の様な人が「年間リターン2%です」と取引を持ち掛けて来ても、それは本当なので安心できます。

 まあ、【日本円で支払われるので、日本円の価値自体がこの5年間で50%以上減価してるだろ】みたいな罠もある訳なのですが…

 

 

中級者になりたいなって人向け:債券のメリットとデメリット

 簡単に行きましょう。

 債券のメリットですが、これは「金利が固定されていて、元本割れもしない」って部分です。
 これが大きい。

 そして債券のデメリットですが、「年利がインフレ率に負けてる」ってことです。
 例えばですが、日本の2025年のインフレ率って、大体3%でした。

 つまり、超ザックリ考えるなら「100万円で購入できたものは、1年後には103万円払わないと買えなくなる」ってのとほとんど同じ意味です。
 で、2026年の債券の金利は「2%」でした。
 インフレ率に負けている訳なので、「お金を貸したら、毎年1%づつ損をしている」みたいに考えられたりもする訳です。まあ、この辺は金融の話になってくるので、詳しくは割愛。

 そして、もう一つ重要なのが「インフレ率が上昇すると、債券の名目金利も上昇しやすい(金利が上がる)」のが大原則ではある訳です。
 例えば、以下の画像。

 丁度1年前の、令和7(2025年)年8月に発行された債券です。
 一年前の債券ですね。

 基準金利が「1.02%」となっております。

 

 こちらの画像は、令和6年(2024年)8月に発行された債券。
 2年前債券ですが、こちらの金利は「0.44%」

 

 で、とどめに令和5年(2023年)8月の債券。
 こちらの金利など「0.19%」しかありません。

 

 まあ細かい話は置いておくのですが、これが「低金利時代」の国債と「金利がある時代」の国債ってことです。
 まあ金利がある世界にとっては、「お金を貸す側(すでにお金を持っている側)」が有利になるって話です。

 で、お金を増やしたいなら、この話でピンとくる人は居ると思います。
 なぜ「低金利は株に有利なのか」って話は、すべてここです。

 「国債を買っても意味がないから、元金割れがある株式を買ってた」

 ってのが正しい訳です。
 この3年で、金利は0.19%から、2%まで上がってる訳です。

 

 そして、実は「固定型の10年物国債」ってのも当然存在してたります。
 こっちは「新発10年固定利付国債(公募)」ってのを調べたら出てきます。
 新窓国債って言われてるやつですね。

 

 

 なんと、「2.788%」もの金利が受け取れるのです。
 画像の様に、新発10年固定利付国債は【途中で売却すると価格変動リスク(元本割れ)がある】のに対し、個人向け国債は【国が元本を保証し、中途換金でも元本割れしない仕組み】がついている、という明確な仕様の違いがあるからだったりします。

 まあ「満期まで持ち切れば関係ない」仕様ではあるので、ここは好みで選択しましょう。
 どっちも「悪い金融商品じゃないよ」とは言っときます。

 実際、雑に言えば「年利3%弱を10年間運用できる、元金割れ無しの商品」と言えばかなり良さげに聞こえる筈です。

 詐欺みたいな話でしょう?
 ですが、実際に本物です。
 そして「年利が3%近いのに、最後まで持てば元金割れも無し」って商品を国が発行しているのだから「それ以下」の金利しかない金融商品など「リターンの観点だけで考えれば弱い」みたいな話になる訳です。

 特に、大きな金額を動かそうと思えば動かそうとするほど、この「基本的に元本割れなし」ってのは効いてきます。

 1万なら、まあ無くなっても良いやで終わりでしょう。
 10万なら、不愉快になって終わりかも。
 100万なら、ブチ切れて終わりくらい。
 ですが1000万なら大問題ですし、1億円なら人によっては破産です。

 なので「元金保証で年利2.788%」ってのは、とても嬉しい訳です。

 実際、筆者の感覚的に言っても「為替リスクなし」で「年利3%」+「満期まで持ち切れば元本保証」の組み合わせの債券は中々魅力的ではあります。
 ※ただし、筆者の場合は日本の政治状況などのリスクを考慮しているので、「年利3%の10年物固定国債」が売っていても簡単には飛びつきません。あくまでも「悪くないな」という水準ぐらいです。長期的に見た際の通貨安の進行が全く読めないからです。

 ※仮に。本当に仮に、の話です※
 例えば、「年利2%ぐらいの返済利率で、10年間で1億円を借りられる」人が居たとしましょう。
 その人は1億円を借りて、その1億円を持って「年利2.8%の10年物国債」を購入したとしましょう。

 この場合、元手0円でも、「年利0.7%で、10年後に1億円を手に入れる」ことが誰にでも(それこそ、筆者にも)できるって理屈になります。
 ちなみに、この「不思議で危険な麻薬の様な行為」をレバレッジと呼びます。

 ※繰り返しになりますが、仮にって話です※

 実際には、どこかの農林中央金庫が「どっかの国の外国債を金利が低い時期に購入しまくって、インフレになったから1兆円ぐらいの評価損を出した」というニュースが出ていました
 まあこれは実際「償還期間まで持てば問題ない」ではあるんですけど、ここは「農林中央金庫への貸し手」の概念が存在するので色々問題になったりもする訳です。
 まあ、話せば長くなるので割愛で。

 調子に乗れば燃えますよ、って話です。

 

 

たぶん中級者ぐらいの人向け:インフレ率を超えるリターンを得れば「負けではない」

 つまり債券で良いってことじゃん。

 と、ここまでの話を聞いてくれた人には言われそうです。
 ですがまあ、実際のところはそんな簡単な話でもありません。

 ※ちなみに、5年物や10年物の固定金利が3%を超えてきた現在なら、使う予定が全くないお金を入れておくのは問題ないとは思います。買えって意味ではないです。基本的に、筆者は「債券は危険論者」です。
 なんにしても「年間3%以上」のリターンを持っていない金融商品は、基本的に2026年8月29日現在の「固定金利10年物の日本国債」よりも貧弱である可能性がある、ってのは頭に置くべきでしょう。

 じゃあ結局何をやれば「お金を増やせるんだよ」って話なのですが、基本的には「減らないなら増える」みたいな暴論が通せます。

 

 例えばですが「伊藤園 優先株式(コード:25935)」ってのがあります。
 実は「日本の上場市場に登録されてる、唯一の優先株式」って立ち位置です。
 アメリカ市場なんかだと、たまにあります。最近の話だと、アルファベット(要するにグーグルの会社)が、んんと「6%」の利回りを持つ「強制転換型優先株」ってのを発行してたりもしました。
 ずっと持っていたいですけど、2029年5月15日に、強制的に普通の株式に転換されてしまう優先株です。興味があれば調べてみてください。

 例えばですが、「普通株式」と「優先株式」を比べるとこんなに違います。
 配当は「普通株式」の1.25倍。更に15円の最低金額が設定されており、未払いの場合は累積(来年の配当に+15円が加算された状態で支払われる)
 株主優待ってのもちゃんとあります。

 デメリットは「議決権」がないってだけです。
 まあこれが大きいと言えば大きいのですが、個人投資家レベルが買える議決権では何かを決めることはできないので、実害らしい実害がある訳ではない(そもそも「この会社は、こういう運営を行って欲しい」と思い、「株主の一人一人が会社の株価を上げるための本気の努力」なんてものしてるとは思えない)

 

 これ、具体的な配当です。

 2025年データですが、普通株式が「1年で48円」
 優先株式は「1年で60円」

 となっており、ぴったり1.25倍です。

 

 そうなると、「優先株式」って「普通株式」よりも高いんだろうな、と想像したりするじゃないですか。

 ですが現実的には、「伊藤園普通株式」は1株3000円ぐらいで取引されており。

 

 「伊藤園 優先株式」は1800円ぐらいで取引されてます。

 

 まあ色々な理由があるのですが、ぶっちゃけると「伊藤園優先株式は、日経平均系のETFや上昇投資信託に組み入れられておらず、銀行や証券会社なども購入しにくいルールになってる」から、あんまり株価上がらないです。
 話題にも上がらない。

 ですが、「1800円で一年に60円を貰えるなら、年間配当は3%を超えてる」訳です。
 積極的に買うほどではないかもしれませんが、「日本国債の理論値と比べても見劣りはしない」ぐらいの株価ではある訳です。
 仮に何かしらの経済クラッシュのようなもので株価が暴落したとしても、「1株当たり15円の累積配当」が保証されているので、「1株1500円以下で購入すれば、年利は1%を超えてくる」という地味に強力な金融商品です。
 …まあほんの5年前の株式低迷時代だと、「年利5%でも放置されたままの金融商品」なんてもの、幾らでも転がっていた訳なのですが。逆に言えば、今の金融市場は「年利3%で元本割れ無しの債券を居ないもの扱いしており、年利2%で元金割れアリの株式をありがたがっている」状態である、という事でもあるのですが。
 まあ、わりと雰囲気なところがありますよねって話です。

 逆に普通株式の場合は「3000円で一年に48円を貰えるので、年間配当は1.6%程度」って訳です。
 こっちはイマイチですね。「10年物の日本国債の方がマシには見えます」

 

 どうでしょう。
 伊藤園優先株式(25935)、欲しくなりましたでしょうか?

 

 

ここからは上級者向け:物価連動債券というものある

 株は元金割れするかもしれないからな~、と言われたらその通り過ぎます。

 債券の方が良さげに見える、と言われたらその通りです。
 ですが、債券(特に日本円)は減価が怖いです。

 まだ高市首相の任期は3年ぐらい残ってますし、そもそも第二次安倍政権以降の自民党自体が「緩和方向」で凄いですからね。この2年で金利の正常化に手を進められなかった以上、あとは時間の問題って気も…
 と、どうしても金融のことを考えていると、筆者個人の政治的見解が混じってしまうのです。
 申し訳ありません。ここは割愛しましょう。

 

 とりあえず「インフレは怖いけど、元金割れもしたくない」みたいな欲張りさんに向けた金融商品もちゃんと存在するよ、って話をしたいのですよ。

 それが「物価連動債券(インフレ連動債)」ってやつです。
 この物価連動債券は、ザックリと言えば「インフレ(通貨価値が原価/下落)すれば、インフレした金額に連動して分配金(配当金と同じ意味)を貰える」みたいな、謎の性質を持つ金融商品です。

 たぶん、債券以上に名前を聞く機会が少ないと思います。

 まあこれの何が良いのかと言えば、その名の通りで「インフレすれば利益が増える」性質を持つ「元金保証」の債券だから、とても良い訳です。

 とはいえ、物価連動債券ってのは「有名ではないなりに、実際ややこしい」性質を持っています。
 なので、ここは世界的に有名な金融会社「ブラックロック」さんの力を借りましょう。

 iShares TIPS Bond ETF(ティッカー:TIP)

 まあこれ、インフレ率とかで分配金(配当みたいなの)がかなり大きく変動します。

 

 直近5年ぐらいならこんな感じです。
 2022年のコロナバブルがピークだった頃は7.85%と凄まじい利回りだったのですが、それから上がったり下がったりしながら、3%付近からそれ以上の分配金を維持しています。

 そしてこのデータはアメリカの話ではあるのですが、日本も同じです。
 基本的に「インフレが落ち着かない」とか「物価は下がらない」とか、これ系のことを考えるなら「インフレ連動債」ってのは中々に選択肢に上がるってことです。
 まあTIPは、TIPS(インフレ連動債権)を組み入れたETFなので、厳密に言えば「満期まで持てばアメリカ政府が元本・利払いを保証する米国国債」の性質を持つ「債券」とは若干違うのですが。

 まあ、細かい理由は割愛するにしても、かなりお勧めのETFです、とは言っときます。
 ただし「日本円」と「アメリカドル」の為替差でどうなるか分からないので、現在の「160円/1ドル」の為替レートで「日本円から、アメリカドルへの資金転換」をしてまで購入するべきなのか、ってのは改めて考えて欲しい部分ではあるのですが。
 「アメリカドルを持っており、なんとなくアメリカドルもやばそうな気がする」みたいに思ってる人は、SP500や全世界株式なんかを買うよりは、TIPの購入を考えても良いのではないか、とは思います。

 一応、筆者も買って所持しておりますし、今のところの世論や政治情勢を見ていると、手放すつもりもありません。

 

 

纏めると:金は、金を返してくれそうなプレイヤーに貸せ

 色々と言いました。
 結論に入りましょう。

 要するに、抑えて欲しいのは3つほど。

 ・金は、返してくれる人に貸すべし。
 ・金を返してくれる条件を「利回り」と言う。貸すなら「利回り」のよい金融商品を買うべし。
 ・個人的には「年利3%」は、基準で考えるなら悪くはない。年利5%があれば結構おいしい。

 こんな感じを抑えて欲しい感じです。
 これらの選定基準は筆者のものなので、皆さんも自分なりの基準で投資してみてください。
 とにかく「自分の中にある生活感(身近なものの値段が上がるインフレ感)を考えて、リスクを許容すれば生活できないことはない」ぐらいに考えた方が良い感じです。
 年間リターン10%オーバー! みたいなのが20年続くって前提で「お金を貸す」のは中々に危険ってこと。考え方が、って意味です。

 そして最後にもう一度執筆しておきますが、筆者的には「データセンターの建設遅延問題」や「電力供給量のボトルネック問題」など、様々な問題が積み重なっている感はあります。
 この辺については別記事で語ろうとは思うのですが、まあ「諸説ある」ってやつです。

 つまり、今は投資の時期が悪い。
 個人的にはどれもこれも高値過ぎる。
 筆者は比較的、時期が悪いおじさん(おじさんではないと自己主張)です。

 

 最後まで読んでくれてありがとう!

 

 

About basuma

はじめまして! 2026年6月現在、徐晃サーバーにてプレイ中のバスマ!と申します。編成や戦術を考えるのが好きで、プレイ中に気になったことや普段考えていることなんかを記事にできたらと思います。良かったら感想下さいね!

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