待ちに待った重装部隊チップ計算アプリ『ドルフロチップ計算機（Girls’ Frontline Chip Calculator）』が遂にリリースされました。せっかく出された新アプリ。使わない手はないと思って即インストール。今回はそのレビュー記事です。
-Contents-
ドルフロチップ計算機とは？
ドルフロチップ計算機とは、ドールズフロントラインに実装されている重装部隊に積載するチップの最適化を計算してくれるものです。従来はPC版のみでしたが、今回はアプリ版としてリリースされました。
重装部隊のチップ計算は複雑で人の脳では計算するのは不可能なレベルと言われています。そこで有志の方が自動でチップ計算を行えるようにしたのが今回の計算機。先行組指揮官の間では必須機能として愛用されています。
インストールのやり方
Google Play公式ページからさっそくアプリを探します。検索名はそのまま『ドルフロチップ計算機』（英語名だとGirls’ Frontline Chip Calculator）。日本語にも対応しているので、そのままダウンロードしてOKのはずです。
↓公式のインストールページはこちら↓
なおこちらのアプリはAndroid 6じゃないと対応していないとのことですのでご注意下さい。IOSの方は使用できませんのでしからず。
■実際にやってみよう：AGS-30編
それでは実際に見てもらいましょう。今回は日本サーバーに実装されている4つの重装部隊のうち、幼女戦隊のAGS-30が手持ちのチップで100％補正を受けることが可能かどうかを計算してみます。
先に答えから言ってしまうと、AGS-30は理論上100％が可能な重装部隊です。
このアプリの使い方
①アプリを立ち上げよう
『ドルフロチップ計算機』を立ち上げると、どの方法で重装部隊チップのデータをインポートするのかを聞かれます。
方法は①ゲームにログインしてチップデータを参照するやり方と、②端末内にある重装部隊チップデータを参照するやり方の２つ。
JSONファイルを持っている方はそちらで良いですが、今回は実際にゲームにログインしてデータを参照してみましょう。
なお、すでにゲームを起動している方は一度クライアントを落として再び起動して下さい。チップデータは起動時に確認するためです。
②チップデータを集めよう
ドールズフロントラインが立ち上がるとチップのインポートに成功したという表示が出ます。チップデータはこれでOKなのでドルフロ自体は残しても落としても構いません。さっそくドルフロチップ計算機に戻りましょう。
③計算時の初期設定をしよう
『ドルフロチップ計算機』に戻ると、初期設定として以下の内容を聞かれます。
- 重装部隊の種類は？
- 重装部隊のランクは？
- チップ最大強化計算は？
ここは必要に応じて適宜自分で決めて下さい。
今回はAGS-30の星５が最大化出来ないかを調べたいので①重装部隊名をAGS-30に変更＋②重装部隊ランクを星５のままで計算してみます。
画面右下の計算をクリックして計算開始です。
④計算結果を吟味しよう
計算状態に入ってから30秒ほど待つと、この組み合わせが良いのでは？というオススメの計算結果が出てきます。
その間いろいろ広告が出てきますが、面倒だなと思ったら消してもらってOKです。
それはさておき、今回は手持ちで100％を達成できる組み合わせが8つほど出てきました。一番上のものが較正チケット100枚で達成できるので良さそうに見えますね。
早速一番上をクリックして計算結果を見てみましょう。
計算結果が出ました
AGS-30のテトリス、能力最大化前
さきほど重装部隊チップ計算アプリが提示てきた一番上の組み合わせがこちらです。私が所持しているランク５のチップを７つ使うことで、100％の補正が可能とのこと。
あれ？ステータス低くない？較正チケットも使ってないし…と思った貴方は鋭いです。この最初に出てくる一覧は、あくまで「今回はこのチップを使うといいよ」という計算結果に過ぎません。実際に組んだデータじゃないんです。
で、実際に組んだときのものが見たい、つまり能力を最大化させたい場合は右下のボタンを押します。すると次のような画面に変わります。
AGS-30のテトリス、能力最大化後
出ましたね。これが本当の計算結果です。
一番最初に出てきたチップと比べると、３つ目のチップ（殺傷28で強化Lv3だったもの）が較正チケットで回転しているのがわかりますか？
チップLvも各々がLv20まで強化されていますよね。この状態で、それぞれの形を見ながら組んでいきます。
たとえば1つ目のチップは赤の所へ。2つ目は緑のところへ。3つ目は較正チケットで回転させた上で黄色のところへはめ込みます。
同様に青→オレンジ→紫→水色とそれぞれの形に合わせてはめ込んでいけばOKです。これで、殺傷・破甲・制度・装填が理論上最大化されたAGS-30が完成です。
ゲーム内で確認してみよう
先程、計算機で指定されたチップを探しましょう。目印をつけることはできませんのでロックの有無で考えると良いと思います。また重装部隊に積むチップは強化する＆それ以外は強化しないというマイルールを作っておくと便利ですよ。
必要なチップは上に挙げられた星5の赤チップ。最初の３つは６マスで、残りの４つは５マスになっていますね。検索する際にマスの数やランクなどで抽出できるので利用して下さい。
例：最初の３つのチップを探してみる
ではまず最初のチップを探してみましょう。条件は星５・赤チップ・６マスですね。その条件で検索してみます。探すときに分かりやすくするために今回は殺傷の降順でソートをかけています。
出てきたのは26個。この中で実際に使うものは３つだけですね。
AGS-30の100％補正に必要なのは上に示した３つのチップのみ。それ以外の23個のチップは、もし他に使う予定がないのであれば強化素材にしてしまってもOKということがわかります。
同様に、星５・赤チップ・５マスも検索していけば必要なチップはどれなのかがわかります。あとはそのチップを強化してくのみです。
■他の重装部隊ならどうなる？2B14編
同様に、2B14で同じことが出来ないかも見てみます。
結論から言うと、残念ながら2B14は現在の仕様ではステータス最大化を狙えないことになっています。とはいえ「2B14といえば殺傷」ですので殺傷を中心としたチップSETが出来ないかを見ていきましょう。
①目標ステータスを選択しよう
AGS-30のときは選択できなかった目標ステータスのタブが選択可能になっています。ここで４つのステータスのうち、どれを重視するか選択できます。左から順に殺傷/破砕/精度/装填を意味します。
計算機がオススメする選択肢が4つ出てくると思います。それぞれ何を意味するかは以下のとおりです。
- 重装部隊最大値（基本）…理論上の最大値
- 20/1/5/6…殺傷を最優先＆破砕を犠牲に（火力支援型）
- 20/2/4/6…殺傷を最優先＆精度を犠牲に（バランス型）
- 19/2/5/6…殺傷を犠牲＆それ以外を優先（偏向障壁型）
実際に選択するとステータスの予測値も出してくれます。
| 選択肢 | 内容 | 予測値 |
|---|---|---|
| 基本 | 理論上の最大値 | 殺傷227/破砕58/精度90/装填107 |
| 20/1/5/6 | 火力支援型 | 殺傷227/破砕33/精度90/装填/90 |
| 20/2/4/6 | バランス型 | 殺傷227/破砕58/精度80/装填90 |
| 19/2/5/6 | 偏向障壁型 | 殺傷220/破砕58/精度90/装填90 |
理想は一番上なのですが、チップの関係上それは無理なので火力支援型を見ることにします。選択タブで20/1/5/6を選択して下さい。
②計算結果を吟味しよう
二回目なのでさくっと進めますね。
2B14星５ランクを手持ちのチップで火力支援優先にして計算した場合の結果がこちらのテトリスです。
まぁまぁ良さそうに見えますが、93.68％となっています。実際の数値を計算してみましょう。
- 殺傷＝45+55+35+23+23+23＝204
- 破砕＝65
- 精度＝20+20+20+55＝115
- 装填＝15+45＝60
ダメですね。
まず殺傷が最大値に届いていませんし装填の値も微妙です。そのくせ精度は限界値の90を越えているため25ぶんは無駄になります。必要ないはずの破砕も65と極めて高い数値です。これではいけない。
どうしてこうなった？
これは手持ちのチップが弱いことが理由です。今現在私が所持しているチップでは殺傷204を目指すのが限界で、それ以外の計算も殺傷が194までしか届かなかったり破砕が163になっているものもあるなど散々でした。
この「チップの良し悪し」に関してはもう完全に運任せです。良さそうなチップをたっぷり集めまくって「チップの厳選」を行うしか無さそうですね。
チップ計算時の注意点
チップ計算の計算結果を見たときに実際の完成図とゲーム内の配置が異なる場合があります（下図参照）。
なんかおかしいな？と思ったら計算結果の下に出ている実際のチップの向きを見て判断してください。重装部隊のチップ回路は対称になっているため「回転させると一致する」場合があります。
まとめ
以上が『ドルフロチップ計算機』のレビュー内容です。
もともと重装部隊のチップ計算は「人の頭で計算するのは不可能に近い」と言われており、先行サーバーにおいてはPC上で計算するPC用チップ計算機が広まっていました。
スマホゲーなのにPCが無いとチップ計算出来ないのはおかしくない？ということでゴチャゴチャしてたんですが、日本にも重装部隊が来るぞー！といういいタイミングでこういうアプリが出たのは良かったですね。
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