正直に言えば、あんまり政治についてあれやこれやの発言をするのは、良くないとは思ってるんですよ。
ですが流石に、無関心に過ぎるだろ、とも思うわけですよ。
ちょっとだけ「無関係ではない政治の話」を記載しておきますので、少しだけでも興味持って欲しいと切実に願っております。
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簡易版記事
個人情報の概念が壊れる。筆者は激おこである。
皇室という名前の個人を弄ぶな。普通に腹が立つ。
日本はどこに向かってるの?
もう少し「政治のめちゃくちゃさ」を気にした方が良い。
大体こんな感じの記事です。
個人情報保護法 改正案が採決
超ザックリ言えば、「統計情報等の作成(AI開発等を含む)にのみ利用されることが担保されていることなどを条件に、本人同意を不要とする」
という法案。
もっとザックリ言えば「AI開発したり統計作りたいから、個人データ下さい」と言えば第三者(業者)が個人情報を利用+提供できる範囲を拡大するって法案。
勿論、細かく言えば少し違う。
公表した内容は「安全管理措置義務、従業員の監督義務、委託先の監督義務」も負う事にはなる。だが、公表されてるデータを見ている人間が、果たしてどれだけいるのだろうか? 自分の個人情報が、こんな企業にこうやって使われています、とそれはもう詳細に政府HPに記載されていたとして、それを調べられる人間はどれだけいるんですかって話です。
もっと言えば、仮に海外の企業に情報を渡して、その企業が情報を好き勝手に使ったとして「勝手に使われていることを、使われた人間が認識できるんですか?」と思うわけです。
自分の情報なんだから自己責任で守れと言われて、あなたは守れますか?
この改正法案の問題の本質、筆者はこれだと思います。
まあなんにしても、令和のこの時代に、これほどの法律を採決した政党の判断には強い疑問を感じざるを得ない。激おこ。
ちなみにですが、直近5年での流出事件がこれ。
こういう国に信頼して預けられますか、って話です。
| 事件名(発生・発覚年) | 被害規模 | 主な原因 | 事件の本質・問題点 |
|---|---|---|---|
| KDDI(2026年) | 最大約1,422万件 | サードパーティ製ソフトウェアのゼロデイ攻撃 | 【サプライチェーン・インフラの脆さ】 共通のメールシステムが狙われたため、傘下や提携する複数の大手プロバイダー(BIGLOBE、@nifty、J:COM等)のユーザーへ被害が連鎖した。 |
| NTT西日本子会社(2023年) | 約928万件 | 元派遣社員による長期USB持ち出し・転売 | 【内部不正と監視の形骸化】 「管理者権限」を持つ内部の人間が私利私欲でデータを抜き取っており、長年それを検知すらできなかった。自治体や通販などの情報が大量に含まれる。 |
| 大手損害保険4社(2024年) | 約250万件 | 出向社員による不正取得・横流し | 【業界ぐるみのモラル崩壊】 サイバー攻撃ではなく、業界の古い構造(出向制度)を悪用したビジネス上の不正。企業コンプライアンスが実質的に機能していなかったと言える。 |
| LINEヤフー(2023年) | 約51万件 | 韓国委託先のマルウェア感染 | 【海外インフラ依存のリスク】 日本の国民的インフラであるLINEのデータが、資本・技術的に深い関係にある海外企業のセキュリティの穴から覗かれた形になってる。国際問題・資本見直しにまで発展してる。 |
| 富士通 ProjectWEB(2021年) | 143政府機関・企業 | 情報共有ツールの脆弱性 | 【国家機密への脅威(中身の最悪さ)】 件数は少なく見えるが、外務省や国土交通省、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)などの政府中枢の設定資料が盗まれたのは、安全保障上の大事件だと思う。 |
臨時閣議にて、皇室典範などの改正案を決定
そして今回の皇室典範改正案にも、個人情報保護法改正案と同じ「個人の意思を政治が軽視する構造」がどうしてもチラチラ見えてしまう。
この皇室典範改正法案ですが、超ザックリ言えば、「女性皇族が婚姻後も皇族身分を保持」と「旧11宮家の男系男子の養子縁組」を可能にするって法案です。
もっとザックリと問題だけ言えば、「皇室の意思が歴史的に無視されてきた経緯を蒸し返してる」ように見えるから問題って話。
…ザックリ言い過ぎたかも。
多分、これじゃ伝わらないかも。
以下に今上天皇陛下(「いまじょう」天皇陛下です)からの言葉です。
短い動画です。
天皇家は日本国民の象徴として、長い間「公」の役割を果たしてきました。
しかし同時に、一つの人間の家族でもあるって筆者は思ってます。
血筋や伝統を大切にしたいって気持ちはわかるのですが、その家族の意思を政治が一方的に決めていくのは、どうなのだろうか? と、割と真剣に思うわけです。
で、そうなると、そう思う経緯を説明する必要があります。
とりあえず何が問題なのかって話なのですが、まず日本って第二次世界大戦で敗戦国になりました。
その後、GHQによる占領支配を受けました。
ここぐらいまでは、多分誰でも知ってると思います。
で、その際にGHQは旧皇室典範に変わる新しい皇室典範の制定を主張して、臨時法制調査会を設置させて、翌月から9月にかけてGHQの意向に沿った皇室典範を立案させました。
旧皇室典範は、この時に廃止されてます。
そして同時に、皇室(日本の顔)とは言え一つの家(要するに個人)でもある。だから、皇位継承(要するに後継者)などについては「国の法律」ではなく「自分たちの自由意志」で決めても良いじゃないか、って考えがあった訳です(少なくとも当時の憲法では、そうなってた)
ですが、「旧皇室典範」を廃止された際には、「自分たちの意思」ってのは全く顧みられなかった訳です。要するに「GHQに言われてた議会が、皇室の意思を無視して11宮家を一般人にした」って出来事な訳です。
ここまでが、歴史的な経緯ってやつです。
で、大事なのはここから。
まあ当時のことを色々言っても仕方ないですし、実際現在に残る皇室の公務がしんどそうなので「皇室増えたら楽ができるんじゃないかな?」てのは、確かに筆者も思います。
ですが、それに関しては「皇室自身の意向をもっと重たく扱うべき」だと思います。
自分の家のことなので。
当然ですが、政府の改正案で勝手に書き加えられていた「女性皇族の配偶者と子は皇族にしない」ってのも意味が分かりませんよね。
女系天皇か男系天皇かについては様々な意見があるでしょう。
ただその議論の前の話として「皇室自身の考えがどれだけ尊重されているのか」ってのが大事なんじゃないでしょうかね、と筆者は思うわけですよ。
というよりも皇室は政治的な発言ができないですし、皇室自身がそれをすっごく分かってます。
だからこそ、「跡継ぎ問題を政治問題」として取り扱うのは、どう考えてもルール違反ですよ、ボス。
要するに筆者が言いたいのは、「現在の与党が、皇室とは言え一個人の人間と家の跡継ぎ問題に口を出してるんだ」って話です。
今上天皇は「国民の理解が得られる説明を望みます」と言ってますが、皇室って「議会に言われると拒否できない」から、あれぐらいしか文句を言えないんですよ。
何時から自民党は、皇室の意思を軽視するようになったのでしょうか?
皇室の問題ではありますが、その家のことは、その家の人に決めさせてあげましょう。
それが、私たち国民が示すべき最低限の敬意だと思います。
今回の改正案からは、その敬意があまり感じられませんでした。
「日本人らしい優しさ」ってやつを思い出して欲しいものです。
最後まで読んでくれてありがとう!


