以前の神速討武の時の話です。
UR蔡琰部隊を撃破するため、UR袁紹とUR徐晃のペアを向かわせました。
そして戦法が発動した訳ですが、思っていたようにダメージが出ませんでした。以下がログ。
UR袁紹からのバフを受けた上で、UR徐晃の戦法が発動。
計算上の想定では夏侯淵が21000ダメ程度、徐晃が50000ダメ程度は出る筈だが、結果は見ての通り。UR夏侯淵が約16000ダメ、UR徐晃が約20000ダメを記録しました。
UR袁紹は有利化、攻撃バフ、戦法威力バフと、対物だけではなく対部隊として考えても非常に優秀なバフです。更に袁紹のバフは対象部隊が歩兵であれば効果量が2倍になるので更に強力なのですが、結果は見ての通り。想定よりも戦法ダメージが少ないのはよくあると言うか、兵力増減の関係もあるためある意味当たり前の話なのだが、ここまで大きく想定よりも下ぶれたのは初めての経験。何かがおかしいとしか思えなかった。
と言う訳で、運営に問い合わせてみる。
なんかテンプレみたいな回答が返ってきた。とりあえず、仕様上あり得る、バグではないとの返事はくれたのは大きい。なのでバグではないという前提で、何がどうなればこの結果になるのかを推察してみる。
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事実の整理
一番大きな違いと言えば、UR夏侯淵の戦法威力が400%であるのに対し、UR徐晃の戦法威力は300%である、と言う事。
しかしUR夏侯淵が400%の戦法で攻撃した後、UR徐晃は攻撃100%のバフを入れた後、自部隊のバフを倍にして攻撃できるので、本来であれば素の戦法威力が100%違おうが徐晃のダメージの方がかなりのレベルで大きくならないとおかしい。
しかし結果を見ると、徐晃の方がダメージが大きいとは、両者の戦法ダメージの差は5000しかない。そしてこれはバグではなく仕様であり、分類的には攻略情報に該当するらしい。実際のゲームプレイを通して推察して欲しいとの事なので、以下で好き勝手に推察してみる。
推察1. 攻撃力と防御力の関係において、ステータス差によるダメージ上限のようなものが存在する説
正直一番あり得そうだな、と思う仮定。
以前に呂不韋の戦法ダメージを検証した事がある。記事は以下。
この記事の結果のみを言えば、体感の話をすればデバフは与ダメを1/3にする、て物であった。
しかしこの記事、与ダメが1/3以下にはならない、と言う意味ではない。与ダメは潜影が切れるまで微量であるものの下がり続けている。つまりこれは、デバフの最大量自体は与ダメを1/3にできるデバフ量である75%よりも高い、と言う事。
つまり記事の話で言えば、検証に協力してくれた君主都市の防御力にダメージをまともに与えられるステータス差のキャップのような物を下回ってしまったのが、75%のデバフ量であった、という仮説。
この仮説が正しかった場合、相手の部隊が強く、自分の部隊が弱い、ていう状態で互いの部隊ステータスに大きな差があれば、強い側から見た弱い側へのデバフ量は、もっと数字が少なくても(それこそ20%とか40%でも)与ダメは攻撃側が体感できるキャップである、1/3以下になってしまうのではないか、て仮定。
データ的な根拠はないが、ダメ軽減系の技能を持っていない筈のURのみの部隊とかが、廃人だと異常なまでに硬い時があったりするのは、これが原因じゃないかと思える。
推測2. 素の戦法ダメージ量は、見た目の数値以上に変動幅が大きい説
これは、UR諸葛恪の後に発動した筈のUR呂蒙の戦法ダメージが何故か非常に低い、て経験をした事がある皆様は割と多いのではないか、と思います。
これも本質の話としてはUR夏侯淵とUR徐晃の関係に通じつものがあります。
表記されている戦法威力は呂蒙と諸葛恪、共に300%。
諸葛恪 → 呂蒙 この順番で戦法が発動していれば、呂蒙の戦法は、呂蒙の戦法で入った知力バフ50%分は高くなっている筈。加えて言えば呂蒙の戦法は、攻撃力を参照にして、若干とは言えダメージが増加する。
しかし諸葛恪の戦法にはバフの種類だけ戦法威力が上昇する、という効果が付いています。諸葛恪は自力で防御、知力、戦法威力の3種類バフが入るので、表記的な意味での素の戦法威力は300%だが、実質的な素の戦法威力は330%に相当する。
それらを加味すると、素の戦法威力が30%高い諸葛恪と、知力バフと攻撃ステ参照による威力上昇を備える呂蒙、て構図になる。なので今までの感覚で言えば、お互いの戦法によるダメージはほぼ同じか、若干だが呂蒙の方が高い感じになると思われる。結果は以下の通り。
呂蒙の方が高い。
一応、ステータスを下げてもう一度確認。
呂蒙の方がダメージが高い。
何となくレベルで、この仮説も当たりではないかも、と思う。
推測3. 袁紹のバフが倍になっていない説
UR袁紹のバフは、歩兵の場合は効果量が2倍になる。
これは要するに、50%の攻撃バフが、歩兵の場合は100%攻撃バフになる、てこと。部隊単位でのバフの量が100%相当ってだけで、徐晃などの倍撃攻撃を行う際、50%を倍撃の参照にしているから、ダメージ差が出ないって仮設。
簡単に言うと袁紹のバフが、バフ量としては50%だが歩兵の場合100%相当になるバフ、である場合、徐晃の戦法は50%の数値を基準にしているので、倍撃効果が実感できない、て仮説。
以下でバフの量を合わせて確認。
1. UR袁紹 攻撃100%+戦法威力60%
2. UR黄忠+SSR夏侯覇 攻撃50%+戦法威力30%
3. UR大喬+UR馬雲緑 攻撃100%+戦法威力50%
1と2のパターンで、徐晃の戦法威力が大体同じなら、推察3の仮定は正しい事になる。1と2のパターンで、徐晃の戦法威力が大体同じなら、推察3の仮定は間違っている。
以下ログ。
袁紹 → 徐晃
ダメージは22700程度。
袁紹は攻撃バフ100%(50%)と戦法威力バフ60%(30%)もし倍撃の際に、歩兵へのバフが倍になる、の効果が適用されていない場合はカッコの中の数字になる。
UR黄忠+SSR夏侯覇 → 徐晃
攻撃50%バフと、戦法威力30%のバフ。
戦法ダメージは18900程度。
UR大喬+UR馬雲緑 → 徐晃
攻撃バフ100%と、戦法威力50%のバフ。
戦法ダメージは23800程度。
結論を言えば、変わらない。
この推察も間違っている。
結論:よくわかんない
思いつく推測を試してみましたけど、これだ! てクリーンヒットする根拠は得られませんでした。
まあ少なくともバグではなく仕様って運営から回答が来たのは重要な要素です。
ただこの何かしらの条件ってのが分からないのが非常に厄介で、神速討武の際のUR蔡琰部隊って、デバフで戦法威力などは下げてくるんですけど、防御力アップやダメ軽減のバフを備えている訳ではないんです。
とは言えバグではない以上、〇〇の場合、被ダメを△%軽減する軽減系の技能や、◇ダメージをカットする、てダメカット系の技能が無くても、攻撃部隊と防御部隊に何かしらの条件が噛み合えばダメージは恐ろしい程に軽減される、て仕様が確実に存在するって事です。もしくはあり得ないでしょうけど、負傷兵が生存する系の技能や治癒のようなバフが、理屈はよくわからないけどダメージ軽減に関わる何かしらの効果を持っているのか。
少なくとも攻撃部隊として考えられる可能性は潰したつもりなので、おそらく防御側が持つ何かしらの要因が関係しているんだろうな、とは思います。
そしてこの結果になっている以上、副将で使うならLR黄忠より弓神を発動させられ撃心を出せるUR黄忠の方が強いと思って今したが、侍従以外なら基本的にLR黄忠の方がどのような状況でも強い、て可能性が非常に高くなったと思います。
非常に長くなってしまいましたが、UR夏侯淵とUR徐晃の戦法威力がおかしい、て話の顛末です。多分、この仕様を解き明かせば、君主戦でたまに見かける意味不明な無敵艦隊のギミックが見えてくるんだと思われます。
この謎を解き明かすのは君だ!
最後まで読んでくれてありがとう!