【三國志覇道】攻城戦における戦略について考える 応用編

 以前の記事で、80秒でなにができるのか、を想定しました。リンクはこちら。

 今回の記事では入門編にある個人が取れる戦略を踏まえ、一歩踏み込み軍団として纏まるための動きをする方法を考えていきます。

 結論から言ってしまえば、私は基本的にそれは、隣の人と足並みを揃えるってのが全てだと思っています。しかしそれが難しいです。あとそれって具体的に何するの? て思いますよね。とりあえず今回は都市の建業で、こうすれば足並みを揃えられるのではないか、って方法を考えていきます。

 とりあえず、今回話題にする建業には大きくルートが3つあります。

 1. 北東から南下するルート

 2. 西から東進するルート

 3. 南から北上するルート

 軍団としての戦略については「3. 軍団として取れる攻城戦の一工夫について考える」から考えていきます。また以降の説明で矢印などがある場合は赤が防衛、青が攻撃です。

1. 城壁を攻撃する、という目標をどのような形で達成するか

 全員で足並み揃えて突撃も正解ではあるんですけど、それしか正解がないって訳ではありません。

 例えば攻撃側だとして、隣の人と2人で要所を落としたとします。敵が1人飛んできました。

 パターン1として、後続には敵部隊が要所を取り替えそうと迫っているとします。そんな時、1人が要所を守って1人が城壁に向かいたいかもしれません。

 パターン2として、敵部隊が城壁に駐屯したとします。そんな時、2人で素早く城壁に張り付き攻撃したいかもしれません。

 パターン3として、2人のうち、あなたが攻撃目標にされ飛ばされたとします。そんな時、素早く飛び直し、城壁に向かっている隣の味方を攻撃しようとする敵を飛ばすことで、味方を城壁に辿り着かせたいかもしれません。

 きっと正解と呼ばれる回答はあるのですが、基本的にそれは後から振り返って初めて分かる結果論です。どうしたら隣の人がスムーズに攻撃できるのか、を考え実行すると隣の人と連携が取れているように見えますね。

 攻城戦略としてイメージしやすいのは北東からの南下ルートです。要所数は2。

 要所が少なく、攻める側として考えると抑える要所が少なくて済みます。また副次効果として乱戦になった際、乱戦を有利に進められると安全に城壁駐屯を行える敵を削りながら攻撃ルートを確保できるので、タイミングを合わせての城壁凸がやりやすいかもしれません。

 守る側として考えると、このルートを確保出来たら比較的安全に城壁への駐屯を送り込めます。つまりここを守る側が抑える事が出来れば、他のルートを全て乱戦に回しておく余裕ができる感じになると思います。また後述するのですが、副次効果として実質守る側がこのルートを抑えると、南からの北上ルートも疑似的に抑えた様になります。

 ちなみに西よりが有利で東よりが不利になるかと言うと、東だと城壁への距離が非常に長いからです。移動時間の事も考えると、多分城壁にたどり着けることはほぼないです。

2. 要所を確保する、という目標をどのように達成するか

 攻撃側が2人、防衛側も2人だとします。また要所は防衛側が確保している状態とします。

 パターン1として、攻撃側が2人とも要所に向かい、防衛側が2人とも攻撃側を飛ばす。

 パターン2として、攻撃側が1人要所に向かい、1人が防衛側を飛ばす。防衛側は2人で攻撃側を飛ばそうとするが、1人は飛ばしきれないので、攻撃側が要所確保できます。

 パターン3として、攻撃側、防衛側の2人ともが双方飛ばしを行う。これは要所確保できないし、城壁にもダメージ与えられないので防衛側圧倒的に有利な状態ですね。

 想定して分かるのは、攻撃と防衛が同人数だと守る側が基本的に有利かな、て事です。数的不利を覆すため、軍団の一工夫が必要になってくると思いますね。

 攻城戦とイメージしやすいのは西からの東進です。要所数は4。

 要所数が多く、攻める側は要所を多く確保しなければなりません。つまり、この配置であればここが主戦場になるって事です。しかし山に囲まれた比較的狭い一本道のため、横に展開して一気に押し切る攻め方が取りにくく、乱戦になった際に攻撃側は城壁に向かって進む事が非常に困難です。

 守る側として考えた場合、このルートで要所をどれだけ抑えられるかが全てです。無理をしてでもここを踏ん張らないと、他2ルーと…特に南からの北上ルート要所を無視して城壁に部隊を送り込まれて城壁が一瞬で削られる危険性を常に抱える状態になってしまいます。

3. 軍団として取れる攻城戦の一工夫について考える

 では上記2つのルートも加味し、本格的に軍団としてやれる一工夫について考えていきます。

 イメージして欲しいのは南からの北上ルート。

 一見すると建業までのルートが広いため横に展開しやすく、大人数を配置したくなります。しかし要所が攻城戦ラインから遠く、また要所自体も2つしかありません。まあ絶対落としておかないといけない大祈祷台はありますが… とりあえず攻撃側からすると、このルートは本丸凸を綺麗に揃える、て以外は他の2ルートに比べて優先度が低くなる訳です。

 ここに攻める側として見た際の一工夫を仕込む余白が生まれていると思います。

 また守る側が北東ルートを完璧に抑えていた場合、攻撃側の凸を合わせるこのルートの要所が城壁から近いため、要所を城壁に駐屯している部隊からの逆凸で即抑えられます。そうなると南に布陣した防衛側は要所の取返しを考えず乱戦してれば時間切れで勝てるので、非常に有利に事が進められるとも考えられます。

 一工夫の話を戻します。攻めとして考えると、このルートに多めに人員を配置しておき、守る側がこちらに多く飛んできたとします。そうして初手が防がれ乱戦になると、本来主戦場となる筈の西側や、駐屯部隊を安全に城壁に送り込める筈の北側が薄くなるかもしれません。

 西側が薄くなれば、西側の要所を一気に制圧して城壁に凸して良いかもしれないです。攻める側の人数が守る側を圧倒していれば、こんな感じで無理矢理攻められます。このルートだけでも要所を4つ確保できるので、城壁の駐屯数によってはなんとかなるかもしれませんね。

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 また北東側が薄くなれば西側には要所の確保をメインに切り替えてもらい、北東側は城壁への凸をメイン行動に据えると一気に城壁と駐屯をぶち抜けるかもしれません。

4. 隣の人との足並みを揃えるとは、臨機応変に味方を援護する事

 南からの北上ルートが上手くいかなかったとしても、北東と西がうまい事いけば攻城戦は勝てます。なら南からの北上ルートに参加する人間は捨て駒だ、とは思わないと思います。西からの東進ルートも、飛ばし攻撃に晒されながら城壁にたどり着けないかもしれない状態で要所の確保を求められます。北東からの南下ルートも飛ばしに晒されますし、西と南が激しい戦いの際にじっくり城壁に張り付くのは精神的にしんどいかもしれません。

 要するにそれぞれのルートにはそれぞれの役割があり、それぞれに踏ん張るべきタイミングや諦め切り替えるべきタイミングってものがあります。そしてその役割をしっかりとこなすために、隣の人と足並みを揃えましょうね、って事です。

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この記事を書いた人 basuma

はじめまして!刺史サーバー6にてプレイ中のバスマ!と申します。編成や戦術を考えるのが好きで、プレイ中に気になったことや普段考えていることなんかを記事にできたらと思います。良かったら感想下さいね!

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