有効活用すればワンランク上の戦闘を行えるかもしれない知識をお伝えしておきます。気にはなっているけど確認できていないままの、あれやこれやの答えがあればよいと思います。
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1. 技能 南蛮とバフ 不退について
技能 南蛮とUR魏延の技能バフである不退。どちらも部隊が壊滅するダメージを食らった時に壊滅を防ぐものなわけですが、南蛮→不退の順番で消費されます。要するに南蛮1が発動し、不退のバフがかかってる状態の兵力1000状態で攻撃を食らうと、南蛮で兵力が100残り→不退で兵力が1残る という動き方をします。
多分、南蛮は受けるダメージ計算の際に内部処理を行い、本来壊滅するダメージを受ける際に、特定の兵力が残る様にダメージを一定に抑える、て技能。不耐は壊滅するダメージを受けた時に、消費する事で壊滅しない身代わり的なバフであるからだと思われます。文面的にですけど。
要するに南蛮と不退の重ねがけは意味がありますよ、って事です。
2. 火属性の疑問
おそらく誰もが一度は気になっていた火属性について教えます。
ぶっちゃけ私も最近まで意味は分かってないけどなんかすごく強いな、て雰囲気しか知りませんでした。このまえフレンドが火属性についての情報を持ち込んでくれ、その検証を行いようやくざっくりの仕様を理解出来ました。
知っているのと知らないのとでは、強さが1.5倍ぐらい変わってきます。多分。
迎撃陣のUR黄月英。戦法は本人が本人にかけるので、好相性扱いで知力150%と火属性75%バフです。
与ダメはざっくり45。これが上記UR黄月英のバフを受けるのであれば、45×2.5×1.75=196ぐらいの筈。結果は以下の通り。
戦法発動後の与ダメが811、783と激増しています。
倍率は脅威の17倍。はい、意味が分かりません。
賊相手に確認したら、戦法発動前のダメは250。発動後は970。
こちらは250×2.5×1.75=1093なので、まあこんな物かな感があります。知力攻撃に関しては、互いの知力差が大きくなれば与ダメ増えたり減ったりするので、まあ想定より多少上振れ下振れしててもそんな物なのかな感はあります。誤差だよ、誤差。
何にしても賊相手なら納得できる倍率なのに、対物になるとこの壊れダメージなんでなんや、てなりました。これ結論から言ってしまえば、火属性の対物ダメージって、部隊の対物値に加算でかかります。乗算ではないのでこんな変な事になってるそうです。
通常攻撃のダメが45なので、基礎値は360と仮定。
360×2.5×(0.125+0.75)×2.5=788
かなり近い数字で違和感がないですね。次は火属性バフのみを加算するSSR陸遜で試してみます。
火属性が部隊対物へ加算であれば、10.4+20(象破)+9(火術)=39.5になる筈なので、ダメージは4倍に近い筈。
戦法発動前は19ぐらい。戦法発動後の与ダメは71~75。
19×3.94=74.8
ほぼ合ってるます。では部隊でダメージを見比べます。繋ぎの画像を微妙に撮影失敗してるので、気になる方は自分で確かめてください。
戦法発動前の与ダメは153~168。戦法発動後は202~214。
153×1.29=197 168をかければ216。 かなり近い値です。
という事で火属性のバフは、相性値の位階に加算する形で発生するバフっぽいです。正直なんでこうなるんだ、と思うんですけど、計算的にはこうなります。教えてくれた友人に感謝です。
この仕様が分かれば色々編成が弄れますね。
例えば部隊性能としての対物が低い弓部隊は火属性強化の恩恵が大きいとか、部隊性能としての対物が高い騎馬部隊は火属性強化の恩恵が弓より小さいとか。また機動調整や攻城戦での防衛も行えるよう迎撃陣で部隊を組み、迎撃陣なのに何故か対物こなせちゃうんだぜ、みたいな部隊も火力が上がっていく将来的では組めるようになるかもしれません。楽しいですね。
ちなみにこれですけど、UR諸葛亮の火属性耐性が案外柔らかいってことでもあるように思います。
上の対部隊の計算は、正確に書けば153×(1+0.29)=197 な訳です。火属性というものが上記のように、耐性そのものへ変化を及ぼすバフであるのなら、諸葛亮の火属性耐性はこの位階で計算されるのが自然になる訳なので、
153×(1+0.29-0.5)=120 となる筈です。197×0.5=98とかまでダメ軽減できないんじゃないかな、と思ってます。UR祝融などの火耐性デバフも同様であるなら、153×(1+0.2+0.5)=273 となるんじゃないかなと思います。197×1.5=295にはならないかもなので、火属性での運用を考えている人はこの辺もしっかり考えてみると良いかもしれません。
考え方ひとつで結構変わりますので、興味がある方は是非検証してみて下さい。
3. 有利化or不利化と兵科特攻は別物
呂布の代名詞であり、LR呂尚にも実装された物体を含めた全兵科への有利化or不利化があります。戦法として発動させ、バフとして獲得できる武将はUR夏侯淵やUR馬超、UR諸葛亮などが居ます。デバフとして付与できる武将はUR曹操、UR司馬懿などが代表的です。
またこれと似た様なニュアンスの、兵科特攻と言う状態変化があります。比較的よく見かけるのはUR于禁の歩兵特攻不利化であったり、龐徳の騎兵相性と歩兵相性有利化があります。
実はこれらのバフは別物扱いです。例えばUR馬超で騎兵を攻撃する際、馬超自身の戦法で有利化を獲得しつつ、龐徳が連鎖し騎兵特攻のバフを獲得すると、キチンと有利化した以上の倍率を叩き出します。
これって地味に役に立つ場面が多いので、覚えておいて損はないと思います。
4. 兵器についての色々
木獣の攻撃速度は22秒。ざっくり言えば投石車の攻撃間隔は11秒なので倍半分です。かなりデカイ。
また千里行武将のSSR劉曄の持つ明達は最終的に投石車の攻撃部隊数を+2してくれます。どうせダメージを出せるタイミングは戦法発動の後になるので、こうなるとUR黄月英が持つ木獣とそう性能が変わらないです。攻撃間隔がずれている事や、素の状態で火属性であるかどうかで差別化を図りたいですね。とりあえずこっちだけ使っておけばいいって物ではないのは間違いないです。
またSSR劉曄の明達とUR黄月英の操術は両方加算されます。
戦法発動前の部隊通常ダメージは258~268。木獣は291。操術で知力分の加算があるので、数字的にも通常攻撃分+αぐらいの火力が出ているので、何となく納得しやすいイメージです。
戦法発動後の部隊通常攻撃ダメージは899~952。木獣の火力は867~872。
数字は何でも良いのですが、新しい疑問が… とりあえず本題の兵器威力の加算は明達と操術の両方が加算されているのか、て本題を進めます。
知力606で明達を持っている場合、戦法発動前の部隊通常攻撃は253~264。木獣は335。
戦法発動後の部隊通常攻撃は952~967。木獣は952~967。
通常攻撃のダメージは誤差のレベルです。木獣は明達無が870、明達有が960。
ざっくりですけど比較すると明達有と無でダメージは1.1倍違います。まあこれに関しては明確に与ダメ増えてるので、明達と操術は同時に発動する、て判断で良いと思います。ただ単純に技能分の1.2倍にならないので、ここで思ってた計算式が違うのでしょう。何となくバフが重なるほど兵器のダメージと部隊通常攻撃のダメージが開いてる感じもしますし。
5. 兵器が与えるダメージの検証
4. で新しい疑問が浮かびました。もしかして兵器って火属性威力アップのバフ乗ってないんじゃね? て疑問です。
前述した話で行けば、明達無の場合戦法発動前の部隊通常ダメージは258~268。木獣は291でした。戦法発動後の部隊通常攻撃ダメージは899~952。木獣の火力は867~872です。
木獣の火力が思ったよりも出ていません。普通に考えれば近い値が出ていないとおかしいのに、何故か部隊ダメと兵器ダメが逆転しています。火属性も加算されるのであれば、263×2.5×1.75=1150となり、木獣の火力は低めに考えても1000ぐらいは出てくれないとおかしい筈。これは一体…?
と言う訳で仮定です。もしかして兵器って火属性威力アップのバフ乗ってないんじゃないか? と思い計算を行います。
通常攻撃を知力分のみで計算すると、263×2.5=658
この658を戦法発動前の兵器分に上乗せしたら、658+291=949
何となく近い値です。と言うか、通常攻撃も火属性分が加算されていない方がしっくりくる数字。どうしてこうなるんでしょう? 兵器マスターが居たら教えて欲しいのですが、私の知り合いには居ないので自分で検証。
戦法発動前の投石器のダメージは173~197。戦法発動後は213。
象破での火属性ダメ加算は20%なので、イメージ的には合っています。ダメージが増えないなら納得出来たのに、増えている。おかしい、こんな筈ではなかった。
という訳で検証継続。
大喬の兵器ダメージが増えないなら話は早い。
戦法発動前の兵器ダメージは168~171。黄月英戦法後は275~287。
若干低いですけど、ざっくりで言えば1.75倍になってます。増えてますね。そりゃそうなる、て感じでしたけど、微妙に納得できないです。こうなるなら、どうして黄月英主将の時、兵器のダメージが低いのでしょうか。
もしかしてやる気がないのは火属性バフではなく、知力バフの方なのではないか。という訳で次の検証。
知力バフのみを加算する。
戦法発動前の部隊攻撃ダメが64~67。兵器ダメは329。
戦法発動後の部隊攻撃ダメ101~102。兵器ダメが438。
陸抗のバフは知力50%アップ。比較すると部隊ダメ1.53倍でまあそうなるな、て感じだが、兵器ダメが1.33倍。ダメージの乱数があるとは言え、これはおかしい。
という事は素の兵器ダメージを求めれば確認できるのではないか。という訳で最後の検証。
何もブーストが無い兵器の攻撃力は139~159。
再確認だが、操術で知力加算しても329であった。その差はざっくり180。
戦法発動前の部隊攻撃ダメが644~693。兵器ダメは956。
素の投石器ダメージと思われる150を引くと、技能による加算分は810。忘れずに創意による火属性ダメアップも加算。
810×2.5×1.85=3740
まだ値が高いけど数値が近くなりました。劉曄入れてしまったけど、やり直しが面倒なので続行。
知力2870の時で兵器与ダメは810加算。知力610の時で兵器与ダメは170加算。
810÷2870=0.282、170÷610=0.278
ついでに前の検証で用いた卞氏‐UR黄月英の部隊で確認。部隊知力608×0.28=170ぐらいのダメ加算。素の兵器ダメが150なので、150+170=320。まあざっくりなら合ってます判定で良いんじゃないかなと思います。
とりあえずこうなると、部隊知力の約0.28倍ぐらいが兵器の基礎攻撃値に加算されているイメージで良いっぽいです(倍率換算で言えばUR黄月英で0.2倍、明達1のSSR劉曄で0.04倍ぐらいの合算の可能性が一番しっくりきます) 知力の値を加算し数値的な意味で攻撃しているのではなく、知力攻撃の性質を加算して攻撃を行っている、てのがしっくりくる気がします。
総括すると、
(素の兵器ダメ+(操術+明達によるダメ加算)×知力バフ)×(属性加算値)=最終ダメ だと思われます。
(150+(部隊知力2870×0.24倍)×2.5)×(1+0.1+0.75)=3463
最後に鉛筆舐めた感じになりましたけど、何となくあってる気がしてくる数字になりましたね。以上。間違ってたらごめんね。