【三國志覇道】全兵科有利化について考察する

 全兵科有利化について、疑問をいただきました。

 いただいた質問ですが、「全兵科有利化している部隊に対して、全兵科有利化している部隊が攻撃すれば有利化が無くなっているのではないか?」というものでした。

 言われてみると、確かにこれって気になる人多いんじゃないかなって思いました。

 その質問への回答ですが、少なくとも筆者は「有利化しています」だと考えています。今回はそう思う理由を説明します。

 かなり長くなったので、結論だけ知りたい方は「簡易版記事」と「結局、何が言いたいのかと言うと」だけ読んでくれたら筆者が言いたい事は伝わります。

 

 

 

 

簡易版記事

 全兵科有利化と全兵科有利化がぶつかった際、お互いの全兵科有利は有効であると筆者は考えている。理由は3つ。

 1つ、視覚情報的に、有利化が有効に見える。

 2つ、計算的にも、全兵科有利化の部隊が、互いに全兵科有利化のまま等倍のダメージを発生させる事に矛盾はない

 3つ、攻城の要所など、兵科を参照に倍率を決定する対物に対しても有利化が有効になっている。

 公式回答的も一応ある。

 大体こんな感じの記事です。

 

 

視覚情報から考えれば全兵科有利化は有効に見える

 ログで漁れたら一番いいのですが、兵科が有利であるってのはログ的には確認できません。

 ですが、視覚情報では確認できます

 兵科が有利な場合ダメージの数字は大きく表示されます。

 兵科が不利な場合は逆で、ダメージの数字は小さく表示されます。

 画像で確認してみます。

 

 使用趙雲部隊。

 採取の合間に賊狩りする部隊なんですけど、常時全兵科有利になっていない部隊である、てのが伝わればそれで良いです。特に変なギミックは組み込んでいません。

 

 この部隊で、まずは騎兵を殴りました。

 赤(被ダメ)と青(与ダメ)の数字の大きさがほぼ同じってのが分かります。

 騎兵同士なので、兵科相性は等倍です。

 

 次に、趙雲で弓を殴りました。

 赤(被ダメ)と青(与ダメ)の数字の大きさが違います。

 赤が小さく、青が大きいです。兵科相性は、騎兵である趙雲が弓兵である賊に有利の状態です。つまり相性が良い数字は大きく表示され、相性が悪い場合は小さく表示されています。

 

 最後に、趙雲で槍を殴ります。

 一枚の写真で纏める事が出来たのですが、これも赤(被ダメ)と青(与ダメ)の数字の大きさが違います。

 赤が大きく、青が小さいです。兵科相性は趙雲が騎兵で賊が歩兵なので、趙雲が賊に不利の状態です。こちらも、相性が有利である数字は大きく表示され、不利な数字は小さく表示されてます。

 分かるのは、兵科相性の有利不利があれば、どちらかの文字が小さくなる、という事です。これが分かったので、次の説明に行きます。

 

 

常時全兵科有利化同士が戦うとどうなるのか

 趙雲で確認した前提がある上で、常時有利化の呂布同士であれば兵科相性はどうなっているのか。

 クリティカル出ちゃってますけど、数字の大きさは同じです。

 なので少なくとも、常時全兵科有利化の部隊がぶつかった場合でも、どちらかの部隊が有利か不利かの状態にはなっていない、という事になります(等倍)

 だから全兵科有利同士で等倍なんだろ、て話で終わりのような気もするのですが、個人的にはそんな事はありません。

 何故なら全兵科有利化は、文字通り全ての兵科に有利になっている状態の事を指しているからです。全兵科有利の状態時に、不利な状態であるってのが存在しないからです。

 バフの説明も同じです。全ての兵科と物体に対して有利になる。つまり、大前提として兵科相性は有利って事になります。

 そして、対になるデバフとして全兵科不利ってのがあります。

 全ての兵科と物体に対して不利になる。これはデバフですが、こちらも大前提として兵科相性は不利って事になります。

 では疑問なのですが、この全兵科有利と全兵科不利ってのが同時に発生している場合、兵科相性はどうなるのでしょうか?

 少なくとも全兵科等倍っていう状態、またはバフ(もしくはデバフ)が存在しないってのは分かります

 なので全兵科有利と全兵科不利が同時に発生している場合は、消去法で全兵科有利か全兵科不利か、のどちらかの状態になっている、という事になります。

 そして多分の話なら、有効になっているのは後から発生した方です。

 付け加えるなら、後から発生した有利or不利になっていても、おそらく与えるダメージは同じです。つまり兵科不利なのに与ダメが減ってなかったり、被ダメが増えてなかったりすると思います。ですが、それは兵科が同じになり等倍になっているから、ではないです。

 次で説明します。

 

 

全兵科有利や全兵科不利ってのは、兵科ではなく状態変化

 以前に倍率の話をした時に少し語ったのですが、廃人のLR趙雲でも初心者のLR趙雲でも、戦法の倍率そのものは変わりません。誰が使っても、LR趙雲の戦法倍率はざっくり36倍です。

 では何が違うのかと言えば、ステータスが違う、と言いました。

 500(与ダメ)×36=18000なのか、1500(与ダメ)×36=54000なのか、て話です。掛け算の大本の数字が違うから、結果的に出せるダメージが違うって話です。

 つまり何が言いたいのかって事なんですけど、全兵科有利(物体も含む)ってバフは、正確には与ダメ増加補正と被ダメ減少補正を受けるバフ、と言った方が正しく。全兵科不利(物体も含む)ってデバフは、与ダメ減少補正と被ダメ増加補正を受けるデバフ、と言った方が正しいです。

 だから、全兵科有利の部隊が相手の全兵科有利の部隊へ攻撃を行っても、お互いのダメージ補正がそれを打ち消しあっているだけで、全ての兵科と物体に有利であるって効果は残っている訳です。

 一言で言えば、全兵科有利同士が殴り合った場合「お互いに全兵科有利だが、兵科有利のダメージ補正が存在していない」状態になっている訳です。どちらかの全兵科有利化が解除された訳ではありません。

 

 仮定として、兵科相性の有利と不利について考えましょう。

 全兵科相性の与ダメ補正が+0.25だとします。全兵科相性の被ダメ補正が-0.25だとします。加算か乗算か分からないので両方考えます。

 仮に兵科相性が乗算であった場合

 (1+0.25(与ダメ側))×(1-0.25(被ダメ側))= 0.937 ほぼ等倍です。7%ダメ軽減ではありますけど、体感はできないレベルだと思います。

 仮に兵科相性が加算であった場合

 1×(+ 0.25(与ダメ側) - 0.25(被ダメ側))= 1 こちらは完全に等倍です。

 つまり計算的には、全兵科相性有利同士の部隊が兵科相性が有利なまま殴り合ってもダメージは等倍(もしくはほぼ等倍)になる訳です。だからこそ、全兵科有利同士が戦った際にダメージの増減で補正が存在しなくても、全ての兵科に対して相性が有利である、という部分は無くならない、という部分に矛盾がない訳です。

 

 そもそも全兵科有利って言葉のせいで忘れそうになりますが、常時有利化していてもLR呂布の兵科は弓兵です。URやSSR呂布の兵科は騎兵です。で、この大前提に立ち返るのですが、全兵科有利ってのは兵科ではない訳です。全兵科有利ってのは、全ての兵科と物体に対して有利になっている状態の事です。

 あくまで状態変化の一つであって、兵科が変化している訳ではありません。全兵科に有利になっているだけで、LR呂布の兵科は弓兵であり、LR趙雲は騎兵であり、LR諸葛亮やLR孫策は歩兵です。なので、兵科相性を参照に有利化(ダメージ補正)を発生させる全兵科有利ってバフは、ダメージ補正が消えても、全ての兵科に有利になっている事実までは消えていない筈です。

 だから筆者は、全兵科有利同士は等倍ではなく、お互いに有利な状態ではあるがダメージ補正は存在していない状態、であると考えてます。

 それでも全兵科有利は兵科なんだって人もいると思うのですが、そうではないってのは次で説明します。

 

 

物体に対しても有利である、という意味

 例えばこういう拠点なんですが、兵科を参照にして与えるダメージが決定します。歩兵は25%、弓兵は100%、騎兵は25%になっています。

 そして当たり前なんですけど、全兵科有利に対する倍率が存在しませんよね。100%とも、125%とも書いていません。

 これで気付けるはずです。何故なら全兵科有利ってのは、相性変化であって兵科を変化させるバフではないからです。

 もっと具体的に言えば、この拠点をLR諸葛亮が全兵科有利化のバフを発生させて殴った時、ダメージ倍率が125%になっていない、てのは肌感覚で何となく伝わると思います。125%よりは、31.25%になってる、と言った方が納得してくれる方が多いと思います。

 そしてこれが125%になってない以上、やはり全兵科有利化ってのは兵科の変更ではなく、大本の兵科である騎兵 or 歩兵 or 弓兵に発生するダメージ補正の増減と、全ての兵科と物体に有利であるって状態変化の複合でしかないってのも何となく伝わると思います。

 だからこそ、全兵科有利化同士で殴っても、ダメージ補正は存在しないけどお互いがお互いに有利である、てのは有効だと思ってます。

 

 

公式回答

 そしてこの兵科相性が云云かんぬんの話題については、部分的には公式回答が出てます。

 騎兵兵科と交戦する際、兵科相性が不利になる場合があります。対象は覇王、無双などの全ての兵科と物体に対して有利になる効果を持つ技能です。丁寧に一部技能が発動している時のみ(超重要)、と書かれています。つまり素直に信じるなら、バフでは不利にならない、と書いている訳です。

 とお知らせで回答が来ています。

 

 LR龐徳が持つ完凸技能の猛敢なのですが、この効果は、騎兵兵科に対して不利にならないってものです。しかし騎兵兵科に対して不利にならない技能なのに、全兵科有利化に対しては不利になっている。

 これ、絶妙におかしいですよね。

 だって全兵科有利になっていますけど、SSRやURの呂布って騎兵なんです。だから全兵科有利の皮を被っていても騎兵が相手なんだから、不利にはならない筈じゃないですか。

 もう少し言えば、SSR曹操なんかは戦法で兵科相性有利を自身に付与できる騎兵です。運営が忘れてる可能性もあるのですが、上でチラッと言ったように、素直に読み取れば猛敢はバフの有利化は無効にするが、技能の有利化は無効にしない、と書いてるように見える訳です。

 これが同じ理屈であるのなら、呂布系列のように有利化する技能と、有利化するバフは、有利化する技能の方が優先度が高い可能性すらある訳です。筆者はダメージ補正のない有利状態を推してますが。

 

 

 とりあえず確実に言えるのは、有利であると不利にならないが同時に発生した場合、有利である事は有効だ(ダメージ補正についてはノータッチ)と回答してるように見える訳です。

 

 

 

結局、何が言いたいのかと言うと

 LR馬超の兵科相性が有利な時に~、てのは、相手が兵科相性有利でも効いてると思う、て話です。

 雄烈とか雄略も同じ。

 

 

 最後まで読んでくれてありがとう!

 

 

確認リンク(12/11追記)

 これ見たら一発で分かります。

 

 

 

この記事を書いた人 basuma

はじめまして!刺史サーバー6にてプレイ中のバスマ!と申します。編成や戦術を考えるのが好きで、プレイ中に気になったことや普段考えていることなんかを記事にできたらと思います。良かったら感想下さいね!

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2 thoughts on “【三國志覇道】全兵科有利化について考察する

  1. コメントを記事にまでしていただきありがとうございました。
    結構複雑そうですが、なんとなく意味は理解できた気がしますw
    複雑難解なものとしては状態変化のお話なんかも人それぞれの理解があるのでお時間あるときにでもバスマさんのお考えをお聞かせ願えればな~っと(笑)

    1. コメントありがとうございます!

      あとフレンドから連絡がありまして、一目で確認できってのを私も今日知りましたw
      見たらわかるって画像なので、そっちも記事にしておきます。理屈は置いておいて大丈夫ですのでw

      状態変化についてですけど、何について知りたいのか教えてくれたら何でもお答えしますよ!

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