【三國志覇道】強い編成と格上に勝てる編成は別物

 結論から言えば、勝敗は結果論です。だからこそ、強い編成と格上に勝てる編成は別物って事になります。

 なに言ってるの、と思うでしょう。しかしここで記事にする事は、おそらく大多数の皆様も無意識的にそう考えてます。でもそれを意識していないだけだと思ってます。これを読み解けば、強い編成と勝てる編成の組み方を意識できるかなと思います。順番に説明します。

強い編成って何?

 まずは以下の2つの編成を見比べてください。

 各武将が完凸してないので検証編成の力を借りましたが、LRが出るまではお馴染みだった孫策編成っぽいものです。装備がなかったり武装が無かったりしますけど、今回のお話では大事ではないのでそちら方面はカットしております。とにかく、こんな感じの孫策編成と、

 こんな感じの徐晃編成です。違うのは主将だけで、装備は全部外してます。ステータスはほぼ同じですね。

 その前提がある上で、徐晃の戦法は以下になります。

 自身を含む3部隊の攻撃、防御を100%アップ上昇。対象の3部隊の強化効果を1つ打ち消し、防御力を50%低下。自身に付与されている能力強化の効果量を2倍にして、3部隊に300%で攻撃。

 対して孫策の戦法は以下になります。太字が雄略3の際に戦法に追加される効果です。

 自身1部隊を全ての兵科と物体に有利にする。さらに自身1部隊の攻撃力を100%アップし、敵3部隊の強化効果を2つ打ち消し、能力強化の効果量を2倍にして300%の攻撃。

 孫策には雄略による有利状態である際のダメージアップがあるとは言え、徐晃は敵部隊への防御デバフを備えており、実際の数字的にはどちらの方が大きく優れている、っているのは無いと思います。そして見比べると騎兵と歩兵って違いはありますけど、基本的には自身3部隊への攻撃+防御100%のバフに加え、50%の防御デバフが戦法に組み込まれている徐晃の方が高性能に見えるかな、と思います。と言うか筆者にはそう見えます。デバフは敵の数字が高い程下がり幅も大きくなりますから、要するに敵が格上であればある程、防御力の減少値が大きくなるって事でもあります。基本的にデバフはジャイアントキリングのお供です。

 仮に徐晃と孫策、両者の戦法が3連鎖で発動して書かれている通りにデバフが入る、て前提で考えるとどちらの編成の方が強いのか、と考えるとほぼ確実に3部隊は撃破できるであろう徐晃の方が強いです。少なくとも筆者はそう考えています。

 では実際の部隊運用として考えると、この孫策とこの徐晃のどちらが強い編成なのか、と問われると、おそらく大多数の人は孫策の方が強い編成だ、と考えると思います。即掌返しをするようになってしまうのですが、筆者でもそう思います。

 その理由は何で? と聞いた時、大多数の人がするであろう返答こそが、強い編成と格上に勝てる編成は別物、て理由です。つまり徐晃の3連鎖率が、孫策に比べて圧倒的に低いからって事です。あと知力差ありすぎるとデバフが入らないのもあります。この仕様がホントに厄介。

強い編成は、やりたい事を安定してやらせてくれる編成

 私が青春時代に読んでいた漫画、アイシールド21ってアメフト漫画(打ち切り感ありますけど名作ですよ!)からの引用ですが、ラッキーパンチは狙わないと出せないそうです。かつては非常に繊細なバランスで成り立っていた三國志覇道の編成でも、同じ事が言えると思います。

 先の孫策と徐晃の編成の違いを凄く分りやすく纏めると、要するに孫策の3連鎖で倒せない相手を、徐晃の3連鎖であれば倒せるかもしれない、って事。これに尽きます。編成を組んだ時点で、理屈的に上振れても絶対に倒せないのか、低い確率かもしれないがワンチャンで倒す事が出来るのか。これには天と地の差があります。100%と90%の差、もしくは1%と0%の差と言い換える事も出来るかもしれません。

 そしてここが三国志覇道の編成の悩みどころなのですが、この編成の徐晃の3連鎖じゃないと倒せない部隊や敵君主て、普通は相手しないんですよね。1vs1で相手が9部隊駐屯で亀になってたら無視しますし、攻城戦でガッツリ守られたら守りの薄い場所に攻撃先を変更しますよね。

 要するに攻城戦では普通、こんな3連鎖のお祈りしないと倒せないやつを攻撃するなら、そいつを無視してみんなと一緒に何とかして本丸に攻撃をぶち込む方法を模索する筈です。その過程で、もっと連鎖率の高い武将を副将に据えて安定してダメージを稼げる編成にするかもしれません。少なくとも私はそうします。

 何となく見えてきましたね。

 強い編成ってのは、基本的な大前提として安定感のある編成なんです。そして安定感のある編成では勝てない相手にどうにかして勝つための術として、何とかして攻撃力を上振れさせて敵を倒す、てラッキーパンチを狙う事になる訳です。そしてこれは、安定してダメージを稼げる編成であれば勝てていた相手への勝率を下げる、って事とほぼ同じ意味です。

 80%で大体の敵に勝てるが、20%の一握りには絶対に勝てない編成が強い編成なのか。60%で大体の敵には勝てるが、40%の相手には5割ぐらいで勝てるし、1割ぐらいで誰にでも勝てる編成が強い編成なのか。こう比較したら分かるかもしれません。

格上に勝てる編成は茨の道

 格上に勝てる編成は今でも組めます。それは間違いありません。

 孫策では格上は倒せなくて徐晃なら倒せるって論調で語りましたけど、そもそも今回紹介したなんちゃって孫策編成じゃない、ちゃんとした孫策編成なら普通にそこそこの格上なら3部隊ぐらい吹っ飛ぶダメージは出ます。諸々のデバフ貰ってないとか、速攻3連鎖が必要とか条件はありますけど。

 その前提で言いますが、格上に勝てる編成を組むのが茨の道だなと思う理由は、LRの完凸がちょっとシャレにならないレベルで戦力のボーダーラインを引き上げてしまっている事です。と言うのも、LRって兵力多すぎです。しかもLR専用の兵科レベルって被ダメ軽減ついてるし。要するにめっちゃ硬いんですよ。あとステ差からくる通常攻撃が痛すぎです。

 ここに勝つには大胆な編成に加え、並大抵ではない祈祷力も必要です。勝ちたいなら、安定感をかなぐり捨てた編成でなければ勝てません。そして悲しい事に、ある程度以上レベル差が開くと、そこまで無理しても勝てない人は居ます。1回、2回であれば運や方法で勝てるかもしれません。でも10回、20回と戦えば結果はお察しです。まあLRとは言え、流石に完凸大量発生とか、あれやこれやの名宝完凸とかしてなかったら、まだ何とかなるレベルではあるんですけどね。武将の性能自体は上がってるので。

安定感のある編成に、どれだけ上振れ幅を積めるか

 少なくとも筆者の思う強い編成ってのは、2.で述べた「やりたい事を安定してやらせてくれる編成」です。その上で、ある程度の格上など特定軍団との攻城戦などで使用する余所行き用では、その編成にどれだけ上振れする振れ幅を積めるかをいつも悩みます。

 実例を交えて少し紹介します。装備品は何も無しです。

 呂尚の編成。

 変更しているのは侍従か陣形だけですが、これだけで毛色が変わりますね。

 SSR徐庶を侍従に据えると防御陣を賢策陣へ変更しても敏活5が維持可能になるので、ステータスが上がります。要するに3連鎖の時に与えるダメージが増える訳です。地味に陣形効果で出陣時の戦法ゲージ増加も付きます。侍従をUR魏延にすると、完凸前提ですが猛進で出陣時戦法ゲージ増加が付きます。加えて気骨で撃破されにくくなります。しかし攻撃力は上がりません。

 これ、どちらの編成が強く見えますか?

 3連鎖した時の攻撃力を求めてSSR徐庶+賢策陣でしょうか? それとも戦法発動速度と防御力を求めて魏延でしょうか? 装備品を装備していけばステータスの差は広がるので、基本的に格上を倒せるのはSSR徐庶+賢策陣です。しかし安定感があるのは魏延です。

 言い方を変えると、UR魏延侍従の編成では倒せない相手も、SSR徐庶+賢策陣の編成では倒せるかもしれないって事です。

 

 周瑜の編成。孫ピンと陸遜の位置がおかしいですけど、面倒なのでこのままで。

 筆者は意地悪なので、もうちょっと難易度を上げて悩ませます。

 侍従が賈詡か皇甫嵩かです。部隊ステータスはほぼ差がありません。

 賈詡であれば連鎖率が2%上がり、攻撃速度が30%上がります。そして名宝が2種あれば、ここに追加で知力が4%あがり、防御と知力と対物を20%デバフし、名宝効果で自身のデバフを4つ消し、弱化効果の数によって与ダメが増えたりします。

 皇甫嵩であれば皇甫嵩名宝があれば連鎖率が上がらない代わりに、戦法と通常攻撃のダメが10%上がり、攻撃速度が20%上がり、火属性ダメが10%上がり、戦法ゲージが出陣時に15%上がります。そして対物バフを受ける度に知力と対物が上がります。

 甲乙つけがたいですね。

 賈詡の場合は連鎖率上昇や素の知力が上がるのもそうですが、デバフによる敵の弱体化と名宝による自身のデバフ消しがかなり強力です(LR周瑜が完凸じゃない体で話してます) 皇甫嵩の場合は戦法ダメが上がったり火属性ダメが上がったり、周瑜本人が対物バフを備えていたりするから対物バフ発生時の知力上昇も受けられます。何より出撃時の戦法ゲージ増加が付きます。

 …こうなると、曹植が持つ敏活って安定感を削れば孫ピンの侍従を曹植から賈詡にしたら3連鎖時には両方の効果を得た上で攻撃できます。策士レベルも上がり部隊知力も上がりますしね。25秒付近にまで落ちた戦法の発動を許して貰えるなら。

 主将、副将、補佐は変わらないです。侍従や装備品が変わっただけですが、かなり毛色が変わります。その上でですが、どの編成が強い編成だと思いましたか?

 かなり格上の撃破できる可能性を残せるのは、周瑜の侍従に皇甫嵩+孫ピンの侍従に賈詡だと思います。しかしそれをやってしまうと、同格が周瑜の侍従に皇甫嵩+孫ピンの侍従に曹植の編成で来られると何かしらの工夫をしないと高確率でやられてしまいますよね。しかもこの問題は格上相手でも付いてくるので、この工夫がかなり重要です。ついでに言えば、格上にでも3連鎖したら勝てるってコンセプトなので、皇甫嵩+賈詡の編成って相手次第じゃどう考えてもオーバーキルです。

 どうでしょう、どこまで安定感を捨て上振れ幅を積めますか?

 あなたが倒したいのはどの強さの相手なのかを考え、強い編成を組んでください。

 

 

 最後まで読んでくれてありがとう!

 

この記事を書いた人 basuma

はじめまして!刺史サーバー6にてプレイ中のバスマ!と申します。編成や戦術を考えるのが好きで、プレイ中に気になったことや普段考えていることなんかを記事にできたらと思います。良かったら感想下さいね!

You Might Also Like

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *