【三国志覇道】武将スペックの想定と、実運用ギャップの見極め方

 次の更新が来週になると言ったな。あれは嘘だ。

 

 武将が思っていたより強かった or 弱かった。

 よくある話だと思います。

 とは言え実は三国志覇道の武将スペックって、現実世界にある車の燃費とか機械の性能なんかとは違い、計算すれば使わなくても理解はできます。それが正確かどうかってので、イメージと実運用のギャップに悩まされたりもします。

 これってカタログスペックを読み違えてるか。カタログスペックで何をするのかって想定を間違えているか。大体このどっちかです。

 今回はLR趙雲とLR孫策で比較検討を行いながら、この考え方について解説させて貰います。また長くなるので最初以外の計算式は最後に纏めてます。気になる方は見てください。

 

 

序論:カタログスペックの読み方

 これについては書いてる事を計算したら出ます。

 閃襲がマックス発動、雄略が4だと仮定して、LR孫策の戦法単体倍率はざっくり47倍です。計算式は以下。

 4(攻撃バフ)× 1.5(閃襲)× 5(戦法ダメ)× 1.25(全兵科有利)× 1.25(雄略4)=46.875倍。

 龍胆が3以上だと仮定して、LR趙雲の戦法単体の倍率はざっくり36倍です。計算式は以下。

 2.5(攻撃バフ)× 1.5(龍鎧) × 6(戦法ダメ)× 1.25(全兵科有利)× 1.3(戦法威力バフ)=36.5325倍。

 

 孫策の場合は25秒戦法で、47倍。

 趙雲の場合は20秒戦法で、36倍。

 要するにこれがこれが両者のカタログスペックになります。

 ちなみに話逸れるんですけど、趙雲が空気を読まずに完凸している場合、倍率は自力で53.015倍です。マジでこいつは覇道の癌だと思う。

 

本論:スペックのイメージ方法

 1. まず単体で何ができるのかを仮定する。

 孫策の方が倍率高いので、ダメージは孫策の方が出る。

 ただ倍率はあくまでもカタログスペック。この倍率に、ステータスによる素ダメを掛ける事でダメージが算出される。つまり実運用の話になってきます。

 都市に500ダメージ前後を与えられる(筆者がこれぐらいです)と仮定します。以下、500ダメージ与えられる前提で話を進めます。

 この場合、孫策は500×47倍で23500のダメージを出せます。部隊に対しては対物倍率を適用してもこの時点でオーバーキルの可能性が高いです。しかし都市をワンパンするには足りていません。

 趙雲でも同じです。500×36倍で18000のダメージが出せます。孫策と同じです。

 つまり孫策と趙雲は共に、単発であっても戦法が発動すれば部隊をほぼ確実に撃破できるが、都市を一撃で吹き飛ばす事は出来ない武将、て括りになります。

 

 2. 次に連鎖するとどうなるのかを仮定する。

 孫策が主将で孫堅が連鎖した場合、戦法倍率は316倍です。

 趙雲が主将で孫堅が連鎖した場合、戦法倍率は153倍です。

 連鎖(と言うか能力バフ)があれば、孫策の倍撃効果によって倍率にかなりの差が出ています。

 そしてこれを都市に与えると仮定します。

 500×316倍=158000 15.8万ダメージで、孫策はワンパン圏内です。

 500×153倍=76500 7.65万ダメで、趙雲はワンパン圏内ではないです。

 結構差が出てきました。

 

 3. 最後に部隊運用のバランスを加味する

 ここが大事です。

 孫策って、通常攻撃で500ダメージを都市に与えられる人が使えば、横バフが無くても孫堅との2連鎖で都市をワンパン圏内に持って行ける武将って事。そしてその代わりに趙雲で都市ワンパンが不可能になる

 こうなると、孫策にとっては孫堅が連鎖してワンパン狙いと仮定をすれば自身への横バフは基本的に不要(と言うか余剰火力)になる。一方で趙雲は、副将に孫堅を運用できないので都市ワンパンはほぼ不可能になる。

 つまり孫堅は趙雲部隊に入れるとして、趙雲でも孫策でも都市をワンパン狙いに行ける倍率に良い感じに調整するだけ。通常攻撃で500ダメージ与えられるプレイヤーは、倍率で言えば、バッファー2連鎖、アタッカー2連鎖で300倍ぐらいを目指すと強い部隊運用になる。孫策も趙雲も300倍ぐらいになるようにする。

 

結論:実際に使用しなければ分からない事は使用感だけ

 以上を加味して、あなたがその編成を使った体感(使用感)はどうなのか、てのが実戦でしか分からない事になります。自分が考えた通りに物事が進むなら、当然勝てますから。

 

 戦う相手の強さ、鯖で好まれている編成、勝負所で突破力はどうか。

 例えばこちらの動きより早いデバッファーを仕込まれ、そもそも戦法を打てないかもしれないです。

 例えば名宝2種状態の司馬懿と甘寧の使用率が高く、孫策の倍撃が上手く決まらない環境かもしれないです。

 例えば通常攻撃で1000ぐらい与えられる相手なので、倍率が150倍ぐらいあればワンパンで飛ばせるかもしれないです。逆に通常攻撃で200ぐらいしか与えられないので、孫策の倍撃をぶち込んでもビクともしない相手かもしれないです。

 

 

 孫策は初めて1日の人がたまたま引いても、武将値85000ぐらいの超絶廃人が使っても、単発だと47倍の戦法攻撃を行う武将です。そこは変わらないです。武将のスペックは変化しません。変化してるのは自部隊のステータスであり、対戦相手の強さです。

 だから実戦を通して、戦っていきたい環境に合わせたチューニングが必要って事です。

 これだけは相手ありきなので、絶対に実戦から調整するしかないです。

 

 で、筆者は武将のスペックを評価してるつもりです。

 孫策は47倍の倍率だから強いんじゃないです。20万出せるから強いんです。

 趙雲は36倍の倍率だから強いんじゃないです。20万出せるから強いんです。

 つまり実戦で強いかどうかの判断は使用者による主観でしかなく、人によりますって話です。これを言っちゃ終わりなんですけども。

 

おまけ:倍率の計算式

 孫策主将で孫権が連鎖時の倍率。

 6(攻撃バフ)× 3(対物バフ)× 1.5(閃襲)× 1.5(猛奮)× 5(戦法ダメ)× 1.25(雄略4)× 1.25(全兵科有利)×1.25= 316.406倍

 

 趙雲主将で孫堅が連鎖時の倍率。

 3.5(攻撃バフ)× 2(対物バフ)× 1.5(龍鎧)× 1.5(猛奮)×6(戦法ダメ)×1.25(全兵科有利)×1.3(戦法威力バフ)= 153.562倍

 

 最後まで読んでくれてありがとう!

 

 

この記事を書いた人 basuma

はじめまして!刺史サーバー6にてプレイ中のバスマ!と申します。編成や戦術を考えるのが好きで、プレイ中に気になったことや普段考えていることなんかを記事にできたらと思います。良かったら感想下さいね!

2 thoughts on “【三国志覇道】武将スペックの想定と、実運用ギャップの見極め方

  1. 夏侯惇運用例の記事も拝見しました。
    倍率計算、参考にしますm(__)m

    しかしまあ、自分がどんだけ勘で編成してたかが思い知らされました(笑)
    役割分担で編成したとしても、それは結局自己満足だったと、理解しました(^^;)
    ここに気付けて編成見直しのきっかけになりました。ありがとうございます!
    また、ちょくちょく拝見しに来ます(^_^)ノ

    1. コメントありがとうございます!
      まあ武将の性能が上がってきてるので、細かく調整して組み立てないと使えない編成ってのも結構減ってきましたから、気にし過ぎないで良いとは思いますよ!
      強いけど使いたくない武将をあえて使わないとか、微妙な強さかもしれないけど使いたいから特定の武将を使うってのも編成の醍醐味だと思ってます。

      紹介した夏侯惇の3パターンも、良く使われてる編成は攻撃極振りになってて防御性能上がってませんよ、てのが言いたかっただけですw パターンが変わっちゃうので編成例には上げませんでしたけど、主将LR夏侯惇、副将1にLR張郃(侍従曹丕)、副将2にUR曹操って編成だと曹丕の枠が生きてくるので、更に固くなりつつステータス次第では撃破も狙える、てぐらいには持って行けます。
      これからも編成ちょくちょく上げていくつもりなので、もしよかったらちょくちょく覗いてくれると嬉しいです。
      長文失礼しましたm(__)m

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *